一般的には、商品を売るよりも買う方が簡単であるのと同様に輸入は輸出よりも簡単である。買い手側が支払う方なので、代金を回収する心配はしなくても良い。ただし、代金支払いにおいて、前払いをした場合は、確かに商品を出荷してもらえるかどうか、またその商品が欠陥品がないのかどうかなど買い手にとって心配な点もある。信用状を利用すれば、商品が買い手の港に到着してからの支払いになるので、少なくとも商品が未出荷になる心配は無くなる。輸入で特に注意を要することは、輸入申告が正しく行われ、関税や消費税が正しく支払われたかどうかである。仮に商品の引取りが完了しても、後日、税関の事後調査があり、不正な申告により脱税が判明すれば、修正申告をしたり、延滞税を納めなければならないことになる。売り手に対して別払いなどが無いかどうかには特に注意が必要でる。7月の半ばに80円台から70円台に突入した円高は、76円から77円程度の超円高膠着相場が続いている。日本は輸出企業が多いことから、為替介入や円高対策を求める声が強いが、輸入企業にとっては円高が続いた方が、為替差益を得やすく、実際に今の為替環境は経営に追い風となっているようである。景気の低迷が長く続いている環境下、輸入企業が為替相場から得た差益については、是非消費者に還元して、少しでも景気刺激に貢献してもらいたい。